Skip to content

Latest commit

 

History

History
96 lines (76 loc) · 5.67 KB

cisco_router_as_console_server.md

File metadata and controls

96 lines (76 loc) · 5.67 KB

古いCiscoるうたあをコンソールサーバとして使うっ

ネットワーク機器のCONSOLEポートを別の部屋から叩きたい時、Linuxの/dev/consoleに ssh/telnet を使わず遠隔ログインしたい時(ランレベル1に落とす必要があるときとか)ってありますよね~ あるある👩🏻‍🍳(ぉ

ではその、シリアルポート、CONSOLEポートをtelnet越しに見られるようにするコンソールサーバを、古いCiscoるうたあのAUXポートを使って作るっ

👩🏻‍🍳素材🍞

  • AUXポート付きの古いCiscoるうたあ(Cisco 1700シリーズが、静かで、安くて、入手性良くてオススメ☆) 3600, 2800, 2900シリーズでも可
  • ロールオーバーケーブル or DB-9コンソールケーブル

ロールオーバーケーブルは、あきばパレットタウンさんに転がっている場合もある・・・(DB-9コネクタが切り離せるコンソールケーブルの形で)

👩🏻‍🍳作り方🍳

設定値

Ciscoるうたあに以下コマンド投入後、ルータの2005番ポート(Cisco 1721の場合)にアクセスすれば、AUXポートの先に繋がった別マシンのコンソールポートが見える!

line aux 0
 modem InOut
 no exec
 transport preferred telnet
 transport input telnet
 transport output telnet
 speed 115200  ← ボーレートはこのコマンドで変更可能っ☆

接続

AUXポートと別マシンのコンソールポートは市販のCiscoコンソールケーブル(DB9-RJ45)で繋げばよろし♪ 相手もRJ-45ポートな場合は(RJ45-RJ45)なロールオーバーケーブルを使おお!!

ロールオーバーケーブルは、ケーブルが切り離せるタイプのコンソールケーブルのケーブル部分でおけ(語彙力)

Linux マシンのコンソールを触りたいときはシリアルコンソールを使えるように GRUB などを設定すれば /dev/ttyS0 越しにログインできますっ(Linuxは画面出力量が多いので、ボーレートは115200bpsがオススメ)

telnet ポート番号

ポート番号はAUXのline番号 + 2000 or 4000 or 6000になります。 (以下の例だと5 + 2000 = 2005番, 4005番, 6005番)AUXポート付いてるルータなら可能!

Cisco1721#show line
   Tty Typ     Tx/Rx    A Modem  Roty AccO AccI   Uses   Noise  Overruns   Int
     0 CTY              -    -      -    -    -      0       0     0/0       -
     5 AUX 115200/115200- inout     -    -    -      0       0     0/0       -
     6 VTY              -    -      -    -    -      0       0     0/0       -
     7 VTY              -    -      -    -    -      0       0     0/0       -
     8 VTY              -    -      -    -    -      0       0     0/0       -
     9 VTY              -    -      -    -    -      0       0     0/0       -
    10 VTY              -    -      -    -    -      0       0     0/0       -
*   11 VTY              -    -      -    -    -      2       0     0/0       -
    12 VTY              -    -      -    -    -      0       0     0/0       -
    13 VTY              -    -      -    -    -      0       0     0/0       -
    14 VTY              -    -      -    -    -      0       0     0/0       -
    15 VTY              -    -      -    -    -      0       0     0/0       -
    16 VTY              -    -      -    -    -      0       0     0/0       -
    17 VTY              -    -      -    -    -      0       0     0/0       -
    18 VTY              -    -      -    -    -      0       0     0/0       -
    19 VTY              -    -      -    -    -      0       0     0/0       -
    20 VTY              -    -      -    -    -      0       0     0/0       -
    21 VTY              -    -      -    -    -      0       0     0/0       -

Line(s) not in async mode -or- with no hardware support:
1-4

ロールオーバーケーブルの作り方

ストレートケーブルやクロスケーブルでは代用できないので、ちうい!ロールオーバーケーブル持ってない?作ろうっ!

素材

  • てきとーなLANケーブル 1本
  • LANケーブルカシメ工具 1個
  • LANコネクター 数個

配線

芯線を以下の順に並べて、LANケーブルをカシメれば作れるっ☆


白橙1 - 8茶
 橙2 - 7白茶
白緑3 - 6緑
 青4 - 5白青
白青5 - 4青
 緑6 - 3白緑
白茶7 - 2橙
 茶8 - 1白橙

構築例

SunFire V120 の LOMポート(コンソールポート)を Cisco 1721越しにtelnetで見れるようにしてみた例

構築例ツイート

Cisco Community の技術情報

本ドキュメントの元ネタとなった技術情報

Cisco Community - ISR/ASR の AUX ポート

編集後記(ぉ

  • この構想はそもそも「AUXポートって何に使うんだ??? 用途ある!?」と思って調べていたら、偶然発見したものですw なおAUXポート同士をロールオーバーケーブルで繋いで SLIP (Seril Line IP)接続して、IPインターフェースとしても使えるもよお? もしかしたら、モデムも繋げるのかもしれない(ってかそもそもの用途はたぶんモデム接続)